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アクースティマス方式にさらに磨きをかけデザインを改良したスピーカーシステム

小型のキューブスピーカーとシャドーベースボックスに分割。4個のキューブスピーカーの向きを変えたり切り離したりする事で音の広がりを自由に調整。低音を受け持つシャドーベースボックスは人間の方向探知能力も含めて設計する事で、どこに設置してもキューブスピーカーとのつながりに影響を及ぼさない設計。

キューブスピーカーは、特性の揃ったスピーカーを多数個使用すると共振点が分散するレゾナンス・スプリッティングという原理に基づき、片チャンネル2本ずつのキューブスピーカーを用いています。
各ユニットの特性はコンピューター制御、肉厚のアルミ材を圧縮成形したエンクロージャーを使用。
5.7cmコーン型ユニットを搭載。
ボイスコイルやコーン紙、ダンパーなどに新開発の特殊技術を導入。コンピューター制御による精密設計によって150Hz以上の帯域をカバーするワイドレンジと高能率、高耐入力を実現。

背面にはバイフェイシャルスイッチ。
切換と上下の向きを変える事で高域エネルギーや位相特性がコントロール。リフレクティング(間接音の重視)とダイレクト(直接音の重視)の音場を再現。
上下2本のキューブスピーカーを切り離し、ワイドに広げたり前後にずらす事で音場の広がりや奥行き、ボーカルやオーケストラといった音楽の違いを表現。

キューブスピーカーにはボーズの特許であるアコースティックネットワークによるハイパスがされています。
エンクロージャーの気密性やスピーカーユニットの質量、コンプライアンスをコントロールする事で音響的に18dB/octの減衰特性を実現。

シャドーベースボックスにはアクースティマス方式を採用。
エンクロージャー内部の空気とポート内の空気の共鳴が基本原理、空気が音響エネルギーの伝達媒体として働き、必要最小限のコーンの動きで効率よく歪みの少ない低音再生を可能。
2つの部屋に分けられており、それぞれの部屋からポートが伸びた構造。ウーファーユニットは部屋を仕切る壁に取り付けられています。
2本のポートは長さが異なり、違った周波数で共鳴するようチューニング。音響エネルギーの全てが共鳴という形でポートからのみ噴射されるため、電気的なフィルターではカットできないコーン紙から直接発生する非直線歪や高調波歪がありません。
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